軍事予算 2012 8 25

 私は、2005年2月17日に「空母」という文章を書きました。
これに対して、多くの人は、「ばかげている。荒唐無稽だ」という反応でした。
 さて、あれから7年。
現在の国際情勢を考えると、それは「荒唐無稽な話」だったでしょうか。
 もちろん、費用対効果を考えれば、
日本は、潜水艦の数を増やしていった方がよいかもしれません。
理想を言えば、30隻体制でしょう。
 私は、ずっと前から、国力と比べると、
「日本は軽武装だ」と考えていました。
 国防費がGDPに占める割合で考えると、
韓国の2.7%やフランスの2.6%は無理だとしても、
日本の国防費を世界平均の2.0%にしたいところです。
現在、日本の国防費は1%未満です。
(出典 「米軍が見た自衛隊の実力」 北村 淳)
 これで、いかに日本が軽武装な国であることがわかるでしょう。
日本の外務省の夢は、国連の安全保障理事会の常任理事国になりたいことでしょうが、
数字の上では、日本が安全保障を軽視している国であることは明白であり、
これをもって、常任理事国の資格がないことも明白です。
外務省の夢は、妄想かブラックジョークの類に近いものがあります。

空母 aircraft carrier 2005 2 17
 日本は、将来的に空母が必要になるでしょう。
なぜかというと、アメリカの軍事力が弱体化するからです。
 アメリカは、巨額の財政赤字を抱えています。
そういう状態で、イラク戦費が巨額となっています。
これでは、いつか「空母セット」が維持できなくなります。
(空母と護衛艦のセットを維持するには、巨額の経費がかかります)。
 日本人が贅沢できるのは、貿易で、金儲けしているからです。
そして、儲けた「お金」で、世界中から、資源や食糧を買い集めているからです。
 こうした「日本の贅沢」は、アメリカの軍事力が弱体化すれば、終わりです。
まさか飛行機に日本製品を積んで、商売するわけにはいかないでしょう。
 「アメリカの財政赤字の状況」と「アメリカ軍の再編成」を見ながら、
日本の空母を検討すべきです。
今のアメリカの財政では、全世界に「空母セット」を展開することはできないはずです。
































































スマートフォンのトップページへ